写真家の鷹野晃さんは、東京の都市風景を独自の視点で捉え続ける現代日本を代表するカメラマンです。
今回は鷹野晃さんの wiki風プロフィール や経歴、人気の「東京定点写真」の魅力、そしてこれまでの写真展や出版物について紹介します。
それでは早速見ていきましょう。
鷹野晃(写真家)のwikiプロフィール
ソニー銀座で鷹野晃カメラマンの「生誕250年記念 ベートーヴェン への旅」を見てきました。在廊の撮影者によるとダイナースカードの企画写真だそうです。会報誌の旅行あんないでしょう。写真の版権が依頼者にあるのか展示が映り込む写真を撮れませんでした。 pic.twitter.com/tz7S8LXoUt
— きら そへい (@ZGreen496) December 18, 2019
- 名前:鷹野晃
- 呼び名:たかの あきら
- 生年:1960年
- 年齢:65歳(2025年現在)
- 出身地:北海道札幌市
- 主な撮影分野:人物ポートレート、旅の風景、都市定点写真
鷹野晃(写真家)の経歴
鷹野晃さんは1986年、高橋曻氏の助手を経てフリーランスのカメラマンとして独立します。
フリーランスとして独立後、雑誌や企業PR誌で幅広く活躍。

特に東京の街並みや屋上、夕暮れの景色など、独自の視点で撮影を続けてい瑠草ですよ!
2013年以降は写真倶楽部フォト森下で講師を務めており、同年から2019年まで月刊『中央公論』で「東京坂道散歩」を連載していました。
また2017年からはSNSの発信もしており、「東京観測記」やInstagramで週刊更新しています。
2022年には写真サークル「江戸東京散歩」も主宰。
著書
- 2007年:「夕暮れ東京」(淡交社)
- 2009年:「TOKYO36景を撮り歩く!プロ流カメラ術」(講談社)
- 2012年:「東京屋上散歩」(淡交社)
- 2015年:「東京100年散歩」(海竜社)
- 2016年:「写真の教室」(海竜社)
- 2019年:「浮世絵と写真で歩く 江戸東京散歩」(KADOKAWA)
- 2024年:「定点写真で見る 東京今昔」(光文社新書)
鷹野晃(写真家)の東京定点写真の魅力
鷹野晃さんの作品の特徴は「定点写真」 。
これは過去と現在の東京の風景を同じ場所から撮影することで、都市の変化や時間の流れを視覚的に伝える手法です。
屋上や夕暮れ、坂道など、日常の何気ない場所に焦点を当てることで、東京の知られざる魅力を引き出しています。
また、鷹野晃さんはテレビ番組やSNSを通じて、写真の楽しさや都市観察の面白さを広く伝える活動も行っているんだとか。
NHKの番組やFacebook、Instagramでの発信により、多くの人が東京定点写真に触れる機会を提供しています。
鷹野晃(写真家)の写真展
鷹野晃さんの主な写真展を紹介します。
1. 東京の屋上(1995年)
鷹野晃さんの初の個展で、東京の屋上をテーマにした作品を展示。
この展覧会は、都市の中で見過ごされがちな屋上という空間に焦点を当て、そこに広がる風景や人々の営みを切り取ったものです。
2. 岸辺のアルバム1998-1999(2000年)
東京の川辺や運河沿いの風景をテーマにした作品展。
都市の中で自然と人々が共存する様子を捉え、都市の持つ多様な表情を浮き彫りに。
3. 夕暮れ東京(2008年)
夕暮れ時の東京の風景をテーマにした作品展。
特に夕日の色合いや街灯の灯りが生み出す独特の雰囲気を捉えたものに。
この展覧会は、都市の一日の終わりを美しく表現したものとして注目されました。
4. 東京屋上散歩(2012年)
屋上という都市の隠れた空間に焦点を当て、そこから見える風景や人々の営みを捉えた作品展。
約60点の写真が展示され、東京の屋上という特別な視点から都市を再発見する機会を提供しました。
5. 東京定点写真 ~夕暮れと100年散歩~(2016年)
過去と現在の東京の風景を同じ場所から撮影し、都市の変化を比較する「定点写真」をテーマにした作品展。
100年にわたる都市の変遷を視覚的に伝える試みとして、多くの来場者に衝撃と感動を与えました。
6. ベートーヴェン への旅(2019年)
音楽家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの生誕250年を記念して、ドイツ・ボンとオーストリア・ウィーンを訪れ、ベートーヴェンゆかりの地を撮影した作品展。
ベートーヴェンの足跡を辿る旅を写真で表現し、音楽と写真の融合を試みました。
7. 江戸東京時空散歩 ~浮世絵と写真で見る今昔~(2020年)
幕末の浮世絵と現代の写真を組み合わせ、東京の歴史的な変遷を視覚的に表現した作品展。
豊洲という地域を舞台に、過去と現在の風景を比較し、都市の変化を感じさせる展示となりました。
8. 関東大震災からの復興(2023年)
1923年の関東大震災から100年を迎えるにあたり、震災前後の写真と現在の風景を比較する「定点写真」をテーマにした作品展。
震災の記憶と復興の過程を視覚的に伝え、都市の resilience(回復力)を浮き彫りにしました。
まとめ
鷹野晃さんは1986年の独立以来、雑誌・企業PR誌での撮影に加え、写真展や著書、SNS発信を通して東京の都市風景を記録してきました。
特に「定点写真」という手法で過去と現在の東京を比較する作品は、都市の変化や時間の流れを視覚的に感じさせる点で高く評価されています。
また、写真倶楽部や連載、テレビ出演など、多方面で写真の楽しさを伝える活動もしています。